2025.05.03
今回は街の屋根や埼玉川越店です。今回は川越市A様ベランダ庇ポリカ割れているため、街の屋根や川越店にご連絡いただき、現場調査に行ってまいりました。梅雨入りが近づくと気になるのが雨ですよね( ゚Д゚)梅雨の時期は、建物にとっても試練の季節。特に外部からの雨の侵入や湿気による劣化が起き…

鶴ヶ島市藤金在住のお客様より、「天井にシミが出てきた」「雨の日になるとポタポタ音がして心配」とのご相談をいただいたことが、工事のきっかけです。
お住まいは築35年の瓦屋根で、内部まで傷みが広がっていないか不安を感じておられました。
街の屋根やさんでは早めの点検が大切とお伝えし、現地へ伺って雨水の通り道になりやすい谷部を中心に詳しく状態を見ていきました。





屋根全体を見渡すと、瓦自体には大きな割れやズレは少なく、表面上は比較的整っている印象です。
しかし、棟から軒先へ雨水が集中的に流れる谷部に目を向けると、金属部分の変色やくすみが見られました。
谷板金は屋根面の中でも特に水の通りが多い場所で、経年による負担が出やすい部位です。
見た目には瓦屋根がしっかりしていても、雨水が集中する谷板金の劣化が進んでいると、屋内へ水が回るきっかけになります。
お客様が気にされていた天井のシミや雨音も、こうした谷部の異常が原因となっている可能性が考えられました。
谷部分を近くで見ると、板金の立ち上がりや継ぎ目周辺にサビが出ており、金属の表面が傷んでいました。
谷板金は流れてきた雨水を受け止めて下へ逃がす役割を担いますが、腐食が進むと板厚が薄くなり、わずかな隙間からでも水が入り込みやすくなります。
瓦屋根では瓦そのものだけで防水しているわけではなく、こうした金属部材や下葺き材がそろって機能してこそ安心につながります。
表面のサビだけに見える段階でも、内部では劣化が深く進んでいることがあるため、早めの手当てが欠かせません。
さらに細かく見ていくと、小さな穴あきが生じていました。
こうした欠損は一見すると小さく見えても、谷部では次々に雨水が流れ込むため、雨漏りの直接原因になる深刻な傷みです。
特に強い雨や長雨の際は水量が増え、穴から屋根内部へ浸入した水が防水紙や下地を傷め、やがて天井のシミとして室内に現れます。
放置すると野地板や垂木にまで悪影響が及ぶおそれもあるため、部分補修で済むうちの対応が重要です。
工事では、まず谷部まわりの瓦を丁寧に取り外し、傷んだ箇所を露出させるところから始めました。
瓦は再使用するものもあるため、欠けやズレが出ないよう一枚ずつ慎重に扱います。
そのうえで下地の状態を整え、谷部分に新しい防水紙を敷設しました。
屋根の防水は瓦だけでなく、下にあるルーフィングの性能も非常に重要です。
二次防水を担う防水紙をしっかり納めることで、表面で受けきれない水があっても内部への浸入を抑えます。
防水紙の上からは、新しい谷板金を所定の位置に納め、あわせて瓦を支える桟木も整えていきました。
谷板金は雨水を集めて流す中心部分ですので、勾配や納まりが悪いと水の流れが乱れ、再び不具合を招く原因になります。
そこで、左右の瓦との取り合いや水の通り道を意識しながら、排水性を損なわないよう施工しました。
桟木についても高さや並びをそろえることで、その後の瓦復旧が安定します。
谷板金と瓦の取り合い部分には、南蛮漆喰を用いて隙間を整えました。
瓦屋根では、ただ部材を並べるだけでは十分ではなく、細かなすき間から雨や風が入りにくいよう配慮することが大切です。
南蛮漆喰は、谷部のような複雑な納まりにも対応しやすく、瓦と谷板金の取り合い部分を整える際に使用される材料です。
必要な部分へ適量を施すことで、雨水の吹き込みを抑え、瓦の納まりも安定します。
隙間を的確に埋める処置は、仕上がりの見た目だけでなく、雨漏り再発防止にも関わる大切な工程です。
仕上げとして、取り外しておいた既存瓦を元の位置へ戻し、谷部全体のバランスを見ながら納め直しました。
瓦の並びや重なりが整っていないと、新しい谷板金を入れても雨仕舞いに影響するため、細部まで気を配って調整しています。
施工後は谷部分がすっきりと収まり、雨水を受けて流す本来の役割をきちんと果たせる状態になりました。
外観を大きく変えずに必要な箇所を的確に直せるのは、瓦屋根部分補修の大きなメリットです。
お住まい全体をむやみに工事するのではなく、傷みの出ている部位を見極めて手を入れることが、無駄のないメンテナンスにつながります。
天井のシミや雨の日のポタポタ音は、室内で気づく頃には屋根のどこかに異常が出ているサインです。
今回のように瓦自体に大きな破損がなくても、谷板金にサビや腐食、穴あきが生じることで雨漏りへ発展するケースは少なくありません。
街の屋根やさんでは、表面だけを見て判断せず、雨水の流れや部材の取り合いまで丁寧に点検し、住まいに合った補修方法をご提案しています。
屋根は高所にあり、ご自身では状態を把握しにくい場所だからこそ、少しでも気になる症状があれば早めの相談がおすすめです。
無料調査も承っておりますので、天井のシミや雨音、屋根の古さが気になっている方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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