
2025.04.13
立平とは? 立平(たてひら)とは? 「立平」とは、主に金属板(ガルバリウム鋼板など)を使った屋根の施工方法の一種で、正式には「立平葺き(たてひらぶき)」と呼ばれます。 特徴: 板金を縦方向に一枚板で葺く(張る)工法 板の接合部に立ち上がり(ハゼ)があり、そこから「立平」という…

雨漏りや経年劣化に悩んでいたS様邸。今回は、屋根の葺き替え工事でどのように見た目や機能が改善されたのか、
ビフォーアフターの写真とともにご紹介します。これからリフォームを検討されている方の参考になれば幸いです。
長年風雨にさらされた瓦は、割れたりズレたりすることで隙間ができ、雨漏りを引き起こす原因になります。
瓦は1㎡あたり40〜60kgほどと非常に重く、地震の際に家全体にかかる負担が大きくなります。軽量な屋根材に葺き替えることで、構造的な安全性が向上します。
瓦屋根は修理が必要な箇所も多く、補修や漆喰のメンテナンスにコストがかかりやすくなります。これを機にリフォームを考える方も多いです。
職人が一枚一枚手作業で瓦を外し、下に落とさないよう丁寧に処理。瓦の下の土や埃も取り除きます。
撤去した瓦は産業廃棄物として適切に処分。場合によってはリサイクルされることもあります。
瓦の下にある木材(野地板)や防水シートを確認し、必要に応じて張り替え。ここを怠ると新しい屋根も長持ちしません。
多くのケースでは、ガルバリウム鋼板や軽量スレート材を使用。見た目もスッキリし、耐久性・防水性が向上します。
瓦屋根を撤去して軽い屋根に葺き替えることは、「住まいの健康診断+治療」のようなもの。雨漏りや劣化のリスクを減らし、地震にも強い住まいを実現できます。
屋根はふだん見えない部分だからこそ、放置されがちです。少しでも気になる点があれば、早めの点検と対応がおすすめです。
瓦屋根のリフォーム工事をすると、「瓦砂の撤去が必要です」と言われて驚かれる方も少なくありません。
実はこの“瓦砂”とは、昔ながらの瓦屋根に使用されている「葺き土(ふきつち)」という土のこと。
瓦と瓦の隙間を埋め、防水性・固定力を高めるために使用されていたもので、古い和瓦屋根にはほぼ確実に存在します。
瓦を撤去して軽量屋根に変える場合、この砂を残しておくと新しい屋根の施工に支障が出ます。屋根下地をむき出しにするため、瓦砂はすべて除去する必要があります。
葺き土は水分を吸収しやすく、劣化するとカビ・臭い・木材の腐朽の原因になります。室内の湿気や雨漏りリスクにもつながるため、放置は危険です。
実は、瓦そのものだけでなく、この葺き土も非常に重いのです。撤去することで屋根全体の軽量化につながり、地震にも強い構造になります。
瓦の撤去
→ 瓦を一枚ずつ手作業で外していきます。
葺き土・砂の掻き出し
→ 瓦の下に敷かれた土をスコップやバールで丁寧に掻き出します。
ホコリ・細かい土の清掃
→ ブロワーや掃除機で細かい砂もきれいに除去します。
廃材処理・下地の点検
→ 土を袋詰めにして処分、下地(野地板)の状態をチェックします。
瓦やガルバリウム鋼板などの屋根材は、すべてこの「コンパネ」の上に施工されます。もし下地が弱ければ、どんなに良い屋根材を使っても効果は半減します。
コンパネの上に防水シートを貼ることで、雨水の侵入を防ぐ二重構造になります。これにより、雨漏りのリスクが大幅に減ります。
屋根全体が1枚の面として構造化されることで、揺れや台風などの外力にも耐えられる強い屋根になります。
古い屋根を剥がしたら下地が腐っていた
雨漏りが長期間続いていた
シロアリ・カビ被害があった
コンパネの厚みや強度が基準以下
実際の現場では、屋根材を撤去してみて初めて、コンパネの腐食や劣化が見つかることも珍しくありません。その場合は、部分または全面的な張り替えが必要になります。
瓦やスレートのすき間から入り込んだ雨水を、野地板に到達する前に食い止めるのがルーフィングの役割です。
風によって屋根材がめくれたとしても、ルーフィングがしっかり施工されていれば被害を最小限に抑えられることも。
どんなに高品質な屋根材を使っても、ルーフィングが劣化していれば雨漏りは起きます。耐久年数と性能の高いものを選ぶことが大切です。
ルーフィングは「屋根材に隠れて見えない」からこそ、丁寧な施工と確かな品質が求められます。
雨漏り対策、長持ちする屋根づくりのために、ルーフィングの選定と施工は絶対に手を抜いてはいけない工程です。
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