
2024.02.27
埼玉県川越市にて飛び込みの屋根修理業者に、屋根の瓦がずれていて危ないと言われて不安に思い弊社に点検依頼を頂きました! まず屋根に登り確認させて頂きました。特にずれているところは無いように見えますが、お客様から他にも悪い所があるなら教えて欲しいとの事でしたので、しっかりと全体的に確…

屋根漆喰(しっくい)とは、主に日本の瓦屋根に使われる伝統的な建材の一つで、特に棟(むね)部分やのし瓦の接合部などに使用される白い塗り材です。見た目は目立たない存在ですが、実は住宅の耐久性や防水性に深く関わる重要な役割を担っています。
もともと漆喰は石灰(消石灰)を主成分とした自然素材で、調湿性や防カビ性に優れ、古くから日本建築に欠かせない材料として使われてきました。外壁や内装だけでなく、屋根にもこの漆喰が使用されており、雨風や地震から家を守る“縁の下の力持ち”的な存在です。
瓦の固定補助
棟瓦やのし瓦の下にある「葺き土(ふきつち)」が風雨で流されるのを防ぐため、漆喰で表面を覆って保護します。
防水・雨漏り予防
瓦の隙間や継ぎ目を埋めることで、雨水の侵入を防ぎます。
美観の維持
白く整った漆喰は、屋根全体の見た目を引き締め、伝統的な日本家屋の美しさを保ちます。
漆喰は経年劣化や風雨・地震の影響で、ひび割れ・剥がれ・崩れなどが起こります。これを放置すると…
雨水が内部に入り込み、雨漏りの原因に
漆喰が落ちると、瓦がズレて落下や崩壊のリスク
葺き土が露出して風雨で流され、棟全体が崩れる危険性
漆喰の耐用年数は一般的に10~20年程度。
以下のような症状があれば、専門業者に点検してもらうのがおすすめです:
漆喰にひびが入っている
剥がれや黒ずみがある
地面に白い粉や塊が落ちている
現場確認を行い、劣化箇所の状態を確認
足場または屋根足場(屋根上作業の場合は安全帯使用)を設置し、安全対策を実施
劣化・破損した既存の漆喰をヘラや鏨(のみ)などで丁寧に撤去
必要に応じて、葺き土やのし瓦の状態も点検
→ ※瓦が浮いていたり、棟にズレがある場合は別途「棟積み直し」が必要になることも
葺き土まわりに残った細かいゴミや土を清掃
施工面をなめらかに整え、漆喰の密着性を高める準備をする
屋根用の耐候性漆喰(白セメント系または本漆喰)を使用
ヘラを使ってのし瓦と葺き土のすき間に丁寧に塗り込む
塗布後、仕上がりを美しく整形(はみ出しを除去し、滑らかな仕上げ)
漆喰が乾くまで数時間〜半日(天候・気温により前後)
最終チェックを行い、浮き・剥がれ・はみ出しなどがないか確認
撤去した漆喰や瓦の破片などを清掃・処分
足場撤去、安全確認を行って完了報告
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