「棟板金(むねばんきん)」とは、屋根の頂上(棟部分)を保護するために取り付けられる金属製のカバー材のことです。スレート屋根や金属屋根、瓦屋根などの屋根構造の仕上げ材として、雨水の侵入を防ぐ非常に重要な役割を担っています。
雨水の侵入を防ぐ
屋根のてっぺん(棟)は、複数の屋根面が合わさる部分で、隙間ができやすく雨水が入り込みやすい場所。棟板金をかぶせることで、内部への浸水を防ぎます。
屋根材の固定
棟板金の下には「貫板(ぬきいた)」と呼ばれる木材や樹脂材があり、そこに釘やビスでしっかり固定されています。
風の影響から保護
屋根の最上部は風の影響を最も受けやすい場所。板金で覆うことで、風による屋根材の浮きや飛散を抑えます。
釘浮き・抜け:経年や熱膨張、地震などで釘が緩むと、板金が浮いて風で飛ばされる危険があります。
錆び・腐食:特にガルバリウム以前のトタン製などは、塗膜が剥がれるとサビが進行しやすいです。
雨漏り:板金が浮いたり外れたりすると、そこから雨水が侵入し、天井や壁に被害が及ぶことも。
理由:釘の浮き・板金のズレ・サビなどは早期発見がカギ。
ポイント:屋根の上は見えにくいため、プロによる点検を推奨。
おすすめタイミング:
築10年経過後
台風・地震・強風の後
雨漏りが疑われるとき
従来工法:木製の貫板+釘留め → 経年で腐食・抜けやすい
現代の主流:樹脂製の貫板+ステンレスビス固定
腐りにくく、耐久年数20年以上
釘よりビスの方が抜けにくく強風にも強い
理由:塗膜の劣化でサビが進行すると穴あきや雨漏りに発展
対策:10年ごとを目安に塗装メンテナンスを行う(ガルバリウムの場合は不要なことが多い)
自然災害後は特に棟板金がズレたり飛ばされるケースが多い
放置すると雨漏りや二次被害に発展する恐れあり
破損直後なら火災保険での修理も検討可能
タフモックは、再生樹脂を主原料にした貫板です。
住宅の棟板金工事で、板金をビスでしっかり固定するための下地材として使用されます。
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